翻弄されまくった地獄の国境越え…

〈2015.02.20 パラグアイ・ペドロ・フアン・カバジェロ→ブラジル・ポンタポーラ〉

とあるお家にいます。
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シウダ・デル・エステのバスターミナルで出会ったおっちゃんのお家です。

早朝ドゥラドスに到着し、イミグレのオープンまで待機するつもりだった。
だけど、「イミグレは家から近いし、ついでだから家に来ればいい!」っておっちゃんが言うもんだからさ。

せっかくだから・・・ね?

ただ、このお家なんもありません。
売却中の物件でなかなか買い手が決まらず定期的にメンテナンスに来ているそう。

せっせと掃除をするおっちゃんを眺めながら玄関にちょこんと座る私。

おっちゃんよ・・・なにゆえ招待した?

意味不明だけど、おっちゃんに悪気はない。

おっちゃんの案内で本来の目的であるイミグレーションへ向かう。
「世話になったね、おっちゃん!」
「気を付けるんだぞ、じゃぁな!」

さてさて、パラグアイの出国っと♪

「出国お願いしまーす。」
「ん?ここはブラジルオフィスだぞ?」
「ん?イミグレーションじゃないの?」
「パラグアイのか?何を言ってるんだ?」
「えぇ?出国スタンプは?」
「イミグレは遠いぞ。タクシーで行くしかないなぁ。」
「じゃぁブラジル入国スタンプは?」
「パラグアイのイミグレからだと…空港だな!」

・・・

・・・

おっちゃーーーん!!( ノД`)…

いずれにせよイミグレに行くしかない。

しかし、別の問題発生。
イミグレに行けるだけのパラグアイマネーが無い。
(おっちゃん家に寄るんじゃなかった…)

・・・

・・・歩くか。

道のり自体は簡単。ひたすら南下。
だけど、ゴールが見えない・・・

ツラいぞ、遠いぞ、肩に荷物が食い込んできた。
負けるな自分、諦めるな自分・・・

荷物の重さで脱臼しそうなので、時折荷物を置いて立ち止まりつつ進む。

こんなこと今まで一度もなかったのに。
くじけそうになった移動は初めてかもしれない。

2国の国旗。希望の光!
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1時間半くらい歩いたと思う。5km以上は歩いたと思う。

無事出国!

次は入国手続き。

オフィスのおじさま情報を信じて空港を目指す。
おじさまは「すぐだよ、すぐ!」って確かに言っていた。

空港なんて遠くからでも分かりやすい施設の代表。
なのに、見渡してもそれらしいものが見えない。

イヤな予感・・・
すぐそこで井戸端会議してたおっちゃん軍団に確認しよう。

軍団「空港か?すぐそこだよ!アッチだ、アッチ!」
あり「すぐそこね!ありがと!」

オフィスのおじさま情報はデタラメじゃなかった。

スグソコ♪
スグソコ。
スグソコ・・・
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20分以上かかったわ!どちくしょう!

ラテン人の”近い”の距離範囲広すぎやねん!

もう限界来てます。
歩けません。肩は脱臼寸前です。手提げ袋によって指はちぎれそうです。
空港前にバス停があったから座って待ってみた。

・・・

乗用車すら通らない。
さて、20分かけて戻ろっと・・・

軍団「大丈夫だったか?」
あり「う、うん…(全然大丈夫ちゃうわ!)ところで、バスターミナルってどこ?」
軍団「アッチだ!そこからバスに乗りな!」
あり「ありがとー!」

すぐそこに見えていた立派なショッピングモール前のバス停に座ってみた。
交通量も多い立派な道路沿い。

もうこれで大丈夫なはず。
バスターミナルに着いちゃえば宿もすぐに見つかるはず。

10分・・・
20分・・・
30分・・・

どないなってんねん!

もうえぇわ!
自分で歩くわ、ボケェ!!

だいたいイミグレーションなんてもんは出入国がセットやろが!
隣接させて設置しろや!
密入国し放題か、コラ!

バスターミナルの場所なんて知らないけどおっちゃん軍団の「アッチ!」を信じるしかない。

「アッチ!」を信じて突き進むと、大型バスが行き交うのが見えた。

間違いない!

ペドロ・フアン・カバジェロのおっちゃん宅からひたすら歩くこと計12km。
18kgのバックパック+5kgのサブバッグ+大量のお土産が詰まった手提げ袋と共に。
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バスターミナルの目の前に宿もありました。

人間って頑丈に出来てるものね。
野たれ死ぬこともなく、脱臼することもなく、無事に出入国完了。

自身の旅至上で最低の出入国。


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