カトリック公認の伝説を生んだ褐色のマリアの祭

〈2014 12.12 メキシコ・メキシコシティ〉

カトリックを信仰するメキシコで最も愛されている女性。
<褐色のマリア・グアダルーペの聖母>

1531年12月9日のこと。
郊外テペヤックの丘を歩いていた先住民のフアンさんの前に一人の女性が現れた。
彼女は「私マリアなんだけど、ここに教会創ってよ!」と唐突におねだり。
フアンは司祭のもとへ行き、「マリアが教会創ってって言ってる!」と伝える。
司祭は「はぁ?意味分かんないし。証拠だせよ!」と信じてくれない。
頭を抱えるフアンの元にマリアが「丘のバラを摘んできな!」と命令。
「この時期にバラがある訳ねーし!」と愚痴りながら丘に戻ると、そこにはバラの花が咲いていた。
驚きつつもバラを自分のマントに包み、フアンは司祭に見せに行きました。
司祭の前で開いたマントにはフアンが出会った褐色の肌をしたマリアの姿が写し出されていた。
これを見た司祭は疑う余地もなく、その後きちんと教会が建てられましたとさ。

その伝説のマントは現在も色褪せることなく礼拝堂に飾られている。
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厳かに信徒を見守り続けている。

自分の国に自分と同じ肌の色をしたマリア様が訪れたわけです。メキシコ人にとっては嬉しすぎる事件でしょう。
毎年12月12日は、メキシコ人が愛してやまないグアダルーペの聖母の大祭なのです。

祭の朝は早い。
夜明け前、いや、前日から始まっているようなもの。

私は怠慢なので現地には9:00着。
地下鉄に乗っている時点で既に祭りを感じる。

早朝のミサを終えて戻る人もいれば、これから向かう人もいる。
交通の混乱を避けるためか、電車は最寄り駅前後の駅しか止まらない。

教会の敷地はとてつもない人の数。
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祈りを捧げている最中。
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みんなこんな感じでMyグアダルーペを持ち運び。
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いたるところで膝立ちで歩いている人がいる!
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修行のひとつらしい。ズボン破れちゃうね。

広場にはあちこちで踊りや歌が行われている。
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地方や民族や時代によって音楽は違うもの。
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ちょい悪オヤジ。
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美少女に熱い視線送ったら目が合った!
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それぞれのグループに特徴があって、とても華やか。
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聖闘士星矢とサンバを足して二で割ったような感じ。
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形は違えど捧げる相手はみんな同じ。グアダルーペのマリア様。

マリア様グッズも絶賛発売中!
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サンタ・ムエルテ(死神)もメキシコでは重要な神様。
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テペヤック丘から望む景色。
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左が古い礼拝堂、体育館みたいなのが新礼拝堂。

マリア様がおねだりした丘の教会内部公開!
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メキシコだけでなく同じくカトリックを信仰する中南米の信者もこの日を心待ちにしていたことだろう。
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世界の中で宗教や信じる対象は違えど、祈る姿は美しい。


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